被爆者相談所は1996(平成8)年に設立し今日に至っております。
被爆者健康手帳が発行されたのが1957(昭和32)年で、その後の平和運動や被爆者運動の広がりの中で現在の被爆者援護法に到達しています。しかし、現在も戦争や核兵器の恐怖はなくなっていません。今日でも被爆しながら手帳を持っていない方、原爆でがんや白血病などの病気で苦しんでいながら原爆症認定を受けていない方が多くおられます。また老後や介護のことで悩んでいる方がおられます。
被爆者には残された時間がありません。被爆者相談所は、被爆者とそれを支援する人たちが協同し運営をしています。